
みなさんこんにちは。株式会社Spirale(スピラーレ)の太田です。
よくURLやメールアドレスの後ろについている「.com」「.jp」といったドメイン。この意味を正しく理解していますか?実は全て意味や特徴があるので、今回はこのドメインの違いをご説明いたします。
そもそもドメインとは
以前ホームページ作成時の大まかな流れでドメインについて書いた通り、インターネットのサーバー上に存在するデータの場所を表したものです。

上記の部分ですね。メールアドレスであれば@以降の文字列を指します。
また、そのドメインの中でも「.com」「.jp」「.net」といった部分をトップレベルドメイン と呼びます。
トップレベルドメインの種類
トップレベルドメインは大きく次の2種類に分けられます。
1.国別トップレベルドメイン(ccTLD :country code Top Level Domain)
国や地域によって割り当てられるトップレベルドメインを指します。タイトルにも表記した「.jp」も国別トップレベルドメインの1つです。.jpはJAPANの略で、 日本の団体や組織が.jpを選択できます 。「.us」(米国)、「.cn」(中国)「.kr」(韓国)など約 250 種類 が存在しています。
2. 分野別トップレベルドメイン(gTLD : generic Top Level Domain)
こちらは分野ごとに利用が可能なものや「.com」「.net」など誰でも登録が可能なものまで約 25種類が存在しています。
詳しくは下記の通りです。
ドメイン | 語源 | 利用可能な団体・組織・自治体等 |
.aero | aerospace(航空宇宙) | 航空運輸業界用 |
.asia | asia(アジア) | アジア太平洋地域の企業/個人/団体等用 |
.biz | business(商用) | 商業組織用。.comが先に利用されていた際活用 。誰でも登録可 |
.cat | catalunya (カタルーニャ) | カタロニアの言語 /文化コミュニティ用 |
.com | commercial(企業) | 商業組織用 。 誰でも登録可 |
.coop | cooperative (協同組合) | 協同組合用 |
.info | infomation(情報) | 制限なし。 誰でも登録可 |
.jobs | jobs(仕事・人材関連) | 人事管理業務関係者用 |
.mobi | mobile(モバイル) | モバイル関係用 |
.museum | museum (博物館・美術館など) | 博物館、美術館等用 |
.name | name(名前) | 個人名用。 誰でも登録可 |
.net | Networks(通信サービスプロバイダ) | ネットワーク用 。 誰でも登録可 |
.org | Organizations(非営利組織) | 非営利組織用。 誰でも登録可 |
.pro | professional(専門領域) | 弁護士、医師、会計士、エンジニア等用だが誰でも登録可 |
.travel | travel (旅行関連) | 旅行関連業界用 |
ad.jp | administrative(管理上の) | JPNIC 会員 |
ac.jp | Academic(教育および学術機関) | 大学など高等教育機関 |
co.jp | Commercial(企業) | 日本で登記を行っている法人 |
go.jp | Government(政府機関) | 政府機関 |
or.jp | Organizations(非営利組織) | 企業以外の法人組織 |
ne.jp | Network(ネットワークサービス) | ネットワークサービス。 誰でも登録可 |
gr.jp | group(集団) | 任意団体 |
ed.jp | Educational(教育機関) | 小中高校など初等中等教育機関 |
lg.jp | local government (地方自治体) | 地方公共団体 |
地域型 | 地域によって異なる | 地方公共団体、個人等 |
こうしてみると結構な数がありますね。
どれを取得するのが望ましい?
これだけトップレベルドメインの数があると、何を取得するべきか混乱しますよね。
企業のホームページには一般的に「.com」「co.jp」「.net」等が用いられます。皆様もよく目にするかと思います。
もっと詳しくご説明すると、「.com」 「.net」 は特に審査や提出書類は不要のため、世界中で取得しやすいトップレベルドメインと言えます。
ただし、「co.jp」 の場合は日本の法人のみが対象となります。したがって取得の際には印鑑証明書や各種書類の提出が必要です。特に上場企業は「co.jp」を利用するケースが多く、信用度の高いトップレベルドメインと言えます。
また、具体的に取得する際に金額が変動する可能性があります。金額は各種ドメイン取得サイト(ムームードメインやお名前.com)によって異なるので、知りたい方は調べてみてください。
最後に
今回はトップレベルドメインや意味、望ましいドメイン等をご説明いたしました。ホームページを見る際、URLをクリックしてドメインをチェックしてみるとまた違った見方ができますね。
株式会社Spirale(スピラーレ)では、ドメイン取得やサーバー契約のサポート、目的に合わせたHP作成やホームページのスマホ対応、SEO対策等も行っております。
作ることが目的ではなく「何のために作成するのか」をヒアリングさせていただきながら、ゴールに向かって最後まで伴走いたします。
少しでも気になればお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。お待ちしております。